tafsirjp - 103. 時間章 (アル・アスル) タフスィール イブン カスィール تفسير سورة العصر

 マッカで啓示された

 

 どのようにして、アムル ビン アル・アース は本章からクルアーンの奇跡に気付いたか

 

 アムル ビン アル・アースが、アッラーの使徒が(預言者として)使命を授かった後、そしてアムルがイスラームを受け入れる前に、虚言者ムサイリマ のところへ行ったことが伝えられている。彼が到着すると、ムサイリマは彼に言った、「この期間にあなたの友人(ムハンマド)に何が啓示されたのか。」 アムルは言った、「短く簡潔な章が一つ彼に啓示された。」 それでムサイリマは言った、「それは何か。」 アムルは答えた、

 

[وَالْعَصْرِ - إِنَّ الإِنسَـنَ لَفِى خُسْرٍ - إِلاَّ الَّذِينَ ءَامَنُواْ وَعَمِلُواْ الصَّـلِحَـتِ وَتَوَاصَوْاْ بِالْحَقِّ وَتَوَاصَوْاْ بِالصَّبْرِ ]

 (時間にかけて(誓う)。- 本当に人間は、喪失の中にいる。-  信仰して善行に勤しみ、互いに真理を勧めあい、また忍耐を勧めあう者たちの外は。)

 そこでムサイリマはしばらく考えてから言った、「実は、似たものが私に啓示された。」 アムルはたずねた、「それは何か。」 彼は答えた、「ワブル(小さく毛皮でおおわれた哺乳類、ハイラックス)よ、ワブルよ、あなたは二つの耳と胸だけ。そして、あなたの残りは掘っていて、隠れている。」  それから彼は言った、「どう思う、アムルよ。」 アムルは彼に言った、「アッラーに誓って。あなたが嘘をついていることを私が知っているとあなたには分かっている。」 

 私は、アブ バクル アル・ハラーイティ が有名な著書 『マサーウィ アル・アフラーク』 第二巻でこの話の一部について、また言うなら、この意味に近いものの継承経路を述べるのを目にした。ワブルは猫に似た小動物で、体のもっとも大きい部分は耳と胴体で、残りの部分はぶかっこうである。ムサイリマはこの無意味な詩を作って、クルアーンに対抗するものを提示しようとした。しかしそれは当時の偶像崇拝者たちにさえも、なるほどと思わせるようなものではなかった。 アッ・タバラニは、アブドッラ ビン ヒスヌ アビ マディーナがこう言ったと記録している、「アッラーの使徒の教友のうち二人が会う時はいつも、どちらかがもう一方にアル・アスルを全部読み終わり、一人がもう一方に平安の挨拶をするまで別れなかった。」 アッ・シャフィ は言った、「人々がこの章についてじっくり考えるなら、彼らにとって十分となるだろう。」

 

 

[بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَـنِ الرَّحِيمِ

 慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。

 

[وَالْعَصْرِ- إِنَّ الإِنسَـنَ لَفِى خُسْرٍ- إِلاَّ الَّذِينَ ءامَنُواْ وَعَمِلُواْ الصَّـلِحَـتِ وَتَوَاصَوْاْ بِالْحَقّ وَتَوَاصَوْاْ بِالصَّبْرِ-]

 (1. 時間にかけて(誓う)。) (2. 本当に人間は、喪失の中にいる。) (3. 信仰して善行に勤しみ、互いに真理を勧めあい、また忍耐を勧めあう者たちの外は。)

 

 العصر: الزمان الذي يقع فيه حركات بني آدم، من خير وشر.

 

 アル・アスルは、善いにせよ悪いにせよアーダムの子らの動きが起こる時間である

 

 マーリクは、ザイド ビン アスラムが、「それは夕方である」 と言ったと述べている。しかしながら、最初の見解のほうが一般的な意見である。それでアッラーはこれによって、人間がフスル、すなわち喪失や破滅の中にいることを誓われた。

 

[إِلاَّ الَّذِينَ ءَامَنُواْ وَعَمِلُواْ الصَّـلِحَـتِ]

 ( 信仰して善行に勤しみ、)  そしてアッラーは喪失の中にいる人類の中でも、心で信じ、手足で正しい行いをする者のために例外を設けられた。

 

[وَتَوَاصَوْاْ بِالْحَقِّ]

 ( 互いに真理を勧めあい、)  これは、服従を表す行為を行い、禁じられた物事を避けることである。

 

[وَتَوَاصَوْاْ بِالصَّبْرِ]

 ( また忍耐を勧めあう者たちの外は。)  善を勧め悪を禁じる人々に害を加えようとする者の策略、悪、害悪に(忍耐する)ということ。

 

 これでアル・アスル章のタフスィールを終える。すべての称賛と感謝はアッラーにあれ。