マッカで啓示された

 

 本章について伝えられていること

 イマーム アフマド は、イブン ウマルが伝えることとしてアッラーの使徒がこのように言ったと記録している。

«مَنْ سَرَّهُ أَنْ يَنْظُرَ إِلى يَوْمِ الْقِيَامَةِ كَأَنَّهُ رَأْيُ عَيْنٍ فَلْيَقْرَأْ:

[إِذَا الشَّمْسُ كُوِّرَتْ ]

و

[إِذَا السَّمَآءُ انفَطَرَتْ ]

و

[إِذَا السَّمَآءُ انشَقَّتْ ]»

 (誰でも、まるでその目で見ているかのように審判の日を見たいと願う者には、読ませなさい、 (太陽が包み隠される時,) (81:1)  そして、 (天が,微塵に裂ける時,) (82:1)  そして、 (天が裂け割れて,) (84:1))  アッティルミズィも同じように、このハディースを収録している。

 

[بِسْمِ اللَّهِ الرَّحْمَـنِ الرَّحِيمِ ]

[إِذَا الشَّمْسُ كُوِّرَتْ - وَإِذَا النُّجُومُ انكَدَرَتْ - وَإِذَا الْجِبَالُ سُيِّرَتْ - وَإِذَا الْعِشَارُ عُطِّلَتْ - وَإِذَا الْوُحُوشُ حُشِرَتْ - وَإِذَا الْبِحَارُ سُجِّرَتْ - وَإِذَا النُّفُوسُ زُوِّجَتْ - وَإِذَا الْمَوْءُودَةُ سُئِلَتْ - بِأَىِّ ذَنبٍ قُتِلَتْ - وَإِذَا الصُّحُفُ نُشِرَتْ - وَإِذَا السَّمَآءُ كُشِطَتْ - وَإِذَا الْجَحِيمُ سُعِّرَتْ - وَإِذَا الْجَنَّةُ أُزْلِفَتْ - عَلِمَتْ نَفْسٌ مَّآ أَحْضَرَتْ ]

 (1.太陽が包み隠される時,) (2. 諸星が落ちる時,) (3. 山々が散る時、) (4. 孕んで10ケ月の雌駱駝が等閑にされる時、) (5. 様々な野獣が(恐怖の余り)群をなし集まる時、) (6. 大洋が沸きたち、溢れる時、) (7. それぞれの魂が(肉体と)組み合わされる時、) (8. 生き埋められていた(女児が)) (9. どんな罪で殺されたかと問われる時、) (10. (天の)帳簿が、開かれる時、) (11. 天が剥ぎ取られる時、) (12. 獄火が炎を上げさせられる時、) (13. 楽園が近付く時、) (14. (その時)凡ての魂は、先に行った(善悪)の所業を知るであろう。)

 

 審判の日何が起こるか、太陽が巻き上げられる

 アリ ビン アビ タルハ はイブン アッバースが伝えたことを報告している。 

[إِذَا الشَّمْسُ كُوِّرَتْ ]

 ( 太陽がクーウィーラトゥである時,)  「これは暗くなることを意味している。」 アル・アウフィは、イブン アッバースの言ったこととして、「それはなくなる」 と報告している。 カターダは、「その光は消えるだろう」 と言った。 サイード ビン ジュバイル は、「クウィーラトゥ は、それが沈下するという意味である」 と言った。 アブ サーリフ は、「クウィーラトゥ は、それが投げ下ろされることを意味している」 と言った。 アッタクウィールはある物の一部を同じ物の別の部分に寄せて集める(すなわち、折り重ねる)という意味である。 そこから、ターバン(イママ)を巻くことと衣服を一緒に折りたたむことが来ている。

 بعض، ومنه تكوير العمامة [وهو لفها على الرأس، وكتكوير الكاره، وهي]

جمع الثياب بعضها إلى

بعض، فمعنى قوله: ( كُوَّرَتْ ) جمع بعضها إلى بعض، ثم لفت فرمى بها، وإذا فعل بها ذلك ذهب ضوءها

  したがって、このアッラーの御言葉

[كُوِّرَتْ]

 ( クウィーラトゥ )  の意味は、その部分が他の部分と重ね合わせられるということである。そして巻き上げられ放り投げられる。これがなされた時、その光は消えるだろう。 アル・ブハーリーはアブ フライラの伝えることとしてアッラーの使徒がこう言ったと記録している。

«الشَّمْسُ وَالْقَمَرُ يُكَوَّرَانِ يَوْمَ الْقِيَامَة»

 (太陽と月は審判の日、巻き上げられる。)  このハディースを収録しているのはアル・ブハーリーのみで、これが彼による文言である。