質問
サラート・アル・イスティハーラは、決心がつくまで何日か続けてするものですか、それとも一度ですか。それは、ある程度心が決まってからするのですか、それとも、どうすべきか全く分からない時にするのですか。意見は色々あるのでしょうか。
回答

アッサラームアライクム
イスティハーラの結果についてクリアでない場合、イスラーム法専門家は繰り返すのがよいと言っています。必要なら7回まで(通常は別の時に)。
夢を見たり、何かを感じる必要はありません。むしろ、イスティハーラというのは、あなたにとってよい方へアッラーが導いてくださるための祈りです。イスティハーラの礼拝を適切に行うなら、一番重要なのは、その事をアッラーに真に委ね、自分の意向は考えないことです。そうすると、アッラーは現世と来世のあなたにとって最も良い方向へ物事を運んでくださいます。
概して、イスティハーラの礼拝を行うのが不可能な時(通りにいる時や、月経中の時など)は、ただドゥアを読むことが奨められています。
イスティハーラの礼拝は、ある特定の事、あるいは、あらゆる事全般について、行うことができます。イマーム・アブド・アル・ワッハーブ・アル・シャラニ、イブン・アラファなどの学者は、この種のイスティハーラがよいとしています。シェイク・イブン・アル・アラビなど他の学者は、毎日何についてでも全般的なイスティハーラ礼拝を、理想的にはドゥハーの礼拝時(日出後)に行うことを奨めています。
イマーム・アル・ナワウィは、イスティハーラ礼拝の前に、知識、英知のある人に助言を求める(イスティスハラ)べきであると言っています。イブン・ハジャル・アル・ハイタミや他の学者は、これをすることのメリットの一つは、自身の利己的な意向からくる欲求から距離を置くことであると言っています。
イスティハーラのドゥアは、アッラーを称賛し、預言者pbuh に祝福を祈って始め、同じように終えることが促されています。
他のドゥアと同様、キブラを向くよう推奨されています。
他のドゥアと同様、イスティハーラへの答えを「性急に」求めるのは好ましくありません。預言者pbuh が、「あなた方の祈りは応えられる。性急になって、『祈ったのに応えはない』 と言わない限りは。」 と言われたからです。