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マッカの住民による迫害を逃れてマディーナへ移住する一年ほど前の或る夜のこと 預言者ムハンマド (saw) の就寝中、家の屋根が開けられて天使ジブリール (ガブリエル) が入ってきた。 ジブリールはムハンマド (saw) の胸を開き、心臓をザムザムの水で洗った。そして英知と信念のつまった金のつぼを持ってくると、それを胸にあけ、それから胸を閉じた。 ジブリールはムハンマド (saw) を起こし、カーバ神殿の入り口へ連れて行った。そこにはラバより小さくロバより大きな、後ろ足に翼のある白い動物がいた。預言者 (saw) はそれに乗ると、北の方向へ、バイト アル マクディス(エルサレム)へ連れられた。 |
かれに栄光あれ。そのしもべを,(マッカの)聖なるマスジドから,われが周囲を祝福した至遠の(エルサレムの)マスジドに,夜間,旅をさせた。わが種々の印をかれ(ムハンマド)に示すためである。本当にかれこそは全聴にして全視であられる。 [聖クルアーン17:1] |
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預言者 (saw) は降りてアルアクサ・モスクに入り、2ラカートの礼拝を捧げた。 アルアクサモスク その後預言者 (saw) はムーサ (モーセ) 、イーサー (イエス) 、イブラーヒーム (アブラハム) らに会い、彼ら預言者たち(as)との礼拝で導くように命じられた。 次に再び白い天馬に乗ると、太陽系を突き抜けて天へ飛んだ。この昇天の出来事はアル ミラージュとして知られている。 ジブリールは預言者 (saw) をスィドラの木へ連れて行った。その時、アッラーは預言者 (saw) に直接語りかけ、アルバカラ章の最後の何節かを啓示された。 そして、この旅の中で、アッラーは日々の礼拝を義務とした。預言者 (saw) と信仰者たちに課せられたのは、始め、50回であった。この指示を賜ってから降りてゆくとムーサーに会った。ムーサーはアッラーに命ぜられた崇拝行為についてたずねた。ムハンマドが50回の礼拝のことを伝えると、ムーサーは言った、「1日50回の礼拝はあなたの民にはできないだろう。私はあなたの前に人々に接し、イスラエルの子に言い聞かせなければならなかったのだが、それは難しいことであった。主のところへ戻り、あなたの民に課せられたことを減らしてもらうがいい。」 ムハンマド (saw) はその通りにし、アッラーは10回減らしてくださった。しかしムーサーは、戻ってより少なくしてもらうのがいいと勧めたので、ムハンマド (saw) はまた戻っていった。 ムハンマド (saw) がこのように主とムーサーの間を何度か行ったり来たりした後、アッラーは仰せられた、「1日5回の礼拝とする。各回につき10回分の報奨を授けよう。従って、5回の礼拝は50回の礼拝に相当する。」 ムハンマド (saw) はもう一度ムーサーのところを通りかかり、1日5回の礼拝のことを報告した。ムーサーはやはり戻って減らしていただくようにと繰り返した。しかしながらムハンマド (saw) は答えた、「恥ずかしさでもう主のお顔を拝むことが出来なくなるほど、お願いをしたので、私はこのご命令を受け入れ、主に服従する。」 |
心は自分が見たことを偽らない。 かれの見たことに就いて、あなたがたはかれと論争するのか。 本当にかれ(ムハンマド)は、再度の降下においても、かれ(ジブリール)を見たのである。 (誰も越せない)涯にある、スィドラ木の傍で。 そのそばに終の住まいの楽園がある。 覆うものがスィドラ木をこんもりと覆う時。 (かれの)視線は吸い寄せられ、また(不躾に)度を過ごすこともない。 かれは確かに、主の最大の印を見たのである。 [聖クルアーン53:11-18] |
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信仰する者よ,あなたがたの富や子女にかまけて,アッラーを念じることを疎かにしてはならない。そうする者(アッラーを念わない者)は,自らを損う者である。 [聖クルアーン63:9] |
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災いなるかな,礼拝する者でありながら, 自分の礼拝をゆるかせにする者。 [聖クルアーン107:4-5] |
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あなたに啓示された啓典を読誦し,礼拝の務めを守れ。本当に礼拝は,(人を)醜行と悪事から遠ざける。 [聖クルアーン29:45] |
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一途にサジダして(主に)近付け [聖クルアーン96:19] |
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アブ フライラ (ra) は預言者ムハンマド (saw) が次のように言ったと伝えている、「しもべが主にもっとも近づけるのは平伏している時である。だから、(平伏している間に)たくさん嘆願しなさい」 [ハディース / ムスリム] |
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あなたがたの主は,仰せられる。「われに祈れ。われはあなたがたに答えるであろう。だがわれに仕えるのに高慢な者たちは,必ず面目潰れの中に地獄に陥るであろう。」 [聖クルアーン40:60] |
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預言者ムハンマド (saw) は言った、 清潔さは信仰の半分である 1 |
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● 手足の爪は伸ばさずに切る ● プライベートな部分と腋の毛は少なくとも40日に一度は処理する ● 口ひげは口のじゃまにならないようにきれいに切りそろえる ● トイレを使ったら、プライベートな部分は水があれば水を用いてきれいにする ● 礼拝の前には不潔なものは体や衣服から洗い除く ● 靴を履いたまま礼拝する場合、靴をきれいに、底もチェックし、汚いものが付いていれば取り除く ● きちんと清潔な身なりをし、よい香りがするように (ただし、女性は香水をつけて外に出てはいけない) |
使徒 (saw) は命ぜられました、私がしているのを見たとおりに礼拝しなさい。 [アルブハーリー] |
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Pray Like the Prophet (s) |
1. (7:54) |
2. (8:54) |
2 units of prayer |
1/5 (4:22) 1st rak'a | 2/5 (5:45) 1st rak'a | 3/5 (2:06) 1st rak'a | 4/5 (2:57) 2st rak'a | 5/5 (3:51) 2st rak'a |
كيف تصلي (アラビア語) | |||||||||
1. (9:33) | 2. (9.33) | 3. (9:07) | 4. (9:32) | 5. (4:37) | |||||
6. (9:29) | 7. (9:19) | 8. (9:30) | 9. (9:32) | 10. (9:33) | |||||
11. (9:28) | 12. (9:15) | 13. (7:38) | 14. (4:16) |
礼拝を始める前に沐浴をします。
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顔と体をマッカのカーバ神殿の方向へ向けます。その時、礼拝している前を人が通らないよう、若干高さのあるものをストラとして前に置くか、壁に近づいて立ちます。
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ニヤ |
ファジル、ズフル、アスル等、これからどの礼拝を捧げるのか心の中で意図します。 両足は肩幅くらいに開きます。 |
タクビーラト・アル・イフラム |
アッラーフアクバル 「アッラーは偉大なり」 と言って礼拝を始めます。 それを口にするのと同時に両手を耳から肩の間くらいの高さまで挙げてから、右手を左手の上に重ね、胸の辺りにおきます。 |
その姿勢で、次の言葉を唱えます、 スブハーナカ アッラーフンマ ワ ビハムディク。ワタバーラカスムカ ワ タアーラー ジャッドゥク。 ワラーイラーハガイルク 「アッラーよ、あなたに賞賛と讃美あれ。あなたの御名は祝福され、あなたの貴さは至高です。あなたの他に神はおりせん。」 (この言葉のほかにも多数のドゥアーがあります イスティフターフ(礼拝開始)のドアー) 視線は平伏した時に頭がつくところ。 |
アウーズビッラーヒミナッシャイターニッラジーム 「呪うべきシェイターンから、アッラーのお守りを請い願います」 と言います。 |
アル・ファーティハを読誦した後、声を出して捧げられている礼拝ならば、声に出して アーミーン と言います。聞き取れない声で捧げている礼拝なら、やはり聞き取れないくらいの声で囁きます。 |
次に読む章は、クルアーンのどの章でもよいです。 (ズフル(お昼)、アスル(午後)、イシャ(夜)の礼拝時は中くらいの長さ、ファジル(朝)の礼拝時には長い章が勧められています。マグリブ時は自由に選べます。) |
ルクー |
次に、肩または耳の高さまで手を挙げて アッラーフアクバル と言い、体を曲げて ルクー(立礼) の姿勢を取ります。背中は伸ばし、腕も伸ばして手の平を広げて膝をつかみます。顔は下に向けます。 |
ルクーの姿勢で、 スブハーナラッビヤル アズィーム 「偉大なる私の主を称えます。」 と三回言います。 |
ルクーの姿勢から直立の姿勢に起き上がるとき、両手を肩まで挙げて サミアッラーフ リマンハミダ 「アッラーは、彼を賛美する者の声を聴きたもう。」 と言い、続けて ラッバナー(ワ)ラカルハムド 「私たちの主よ、あなたにこそ賞賛あれ。」 と言います。 |
サジダ(スジュード) |
アッラーフアクバル と言いながら平伏(サジダ)の姿勢に入ります。 |
額、鼻先、両手、両膝、両足指を着地させたサジダの姿勢で スブハーナラッビヤル アアラー 「崇高な私の主に称えあれ。」 と三回言います。 |
ジャルサ |
サジダの後、アッラーフアクバル と言いながら座位になりますが、座っているときは左足の上に体をのせ、右足は足裏が背中と同じ面に向くように後ろで立てます。右つま先はカーバの方向を向きます。両手は腿から膝におきます。そして、この姿勢で落ち着きつつ、ラッビー イグフィルリー 「主よ私を赦したまえ」 と言います。 |
再び、アッラーフアクバル と言いながら平伏します。平伏の姿勢のままで スブハーナラッビヤルアアラー と三回言います。 座位に戻ったところで1ラクア目が終了。★ |
2ラクア目に入るために立ち上がります。その時、両手でこぶしを作って地面(床)につけ、体を支えながら起立します。 |
クルアーンのアル・ファーティハ章読誦からサジダまでを繰り返します。 |
タシャッフド |
サジダが終わった座位の姿勢のまま、両手を膝の近くにおき、右手は指を中に丸めて人差し指だけカーバの方を指します。 アッタヒーヤートリッラー、ワッサラワートワッタイイバートゥ。 アッサラームアライカ アイユハンナビー、 ワラフマトッラーヒ、ワバラカート。アッサラーム アライナー ワ アラー イバーディッラーヒッサーリヒーン。アシュハドゥ アッラー イラーハ イッラッラーフ(ワフダフラーシャリーカラ)。 ワ アシュハドゥ アンナ ムハンマダン アブドゥフ ワ ラスール。 「全ての賞賛と祈りとよき行いはアッラーに(帰せられます)。預言者よ、あなたの上に平安とアッラーのご慈悲と祝福がありますように。私たちに、そしてアッラーの敬虔なしもべたちに平安あれ。私はアッラー以外に神は無いことを証言します。私はムハンマドがアッラーのしもべであり使徒であることを証言します。」 |
2ラカートの礼拝の場合 | 3ラカートの礼拝の場合 | 4ラカートの礼拝の場合 |
タシャッフドの後、次に進みます。 | タシャッフドの後、立ち上がりタクビールをして、クルアーン読誦から★印までを繰り返します。その後タシャッフドをして、次に進みます。 | タシャッフドの後、立ち上がりタクビールをして、クルアーン読誦から上のタシャッフドまでを繰り返してから、次に進みます。 |
アッサラート アラ ン ナビ |
タシャッフドの姿勢のまま、次の言葉を言います、 アッラーフンマ サッリ アラー ムハンマド、 ワ アラー アーリ ムハンマド。 カマー サッライタ アラー イブラーヒーム、 ワ アラー アーリ イブラーヒーム。 インナカ ハミードゥン マジードゥ。 アッラーフンマ バーリク アラー ムハンマド、 ワ アラー アーリ ムハンマド。 カマー バーラクタ アラー イブラーヒーム、ワ アラー アーリ イブラーヒーム。インナカ ハミードゥン マジードゥ。 「アッラーよ、あなたがイブラーヒームと彼の一族に至福をお与えになったように、ムハンマドとムハンマドの一族にも至福をお与え下さい。あなたこそ全ての讃美と栄光の主です。アッラーよ、あなたがイブラーヒームと彼の一族を祝福されたように、ムハンマドとムハンマドの一族を祝福して下さい。あなたこそ全ての讃美と栄光の主です。」 |
タスリーム |
顔を右に向けて アッサラームアライクム ワラフマトッラー、次に左に向けて、アッサラームアライクム ワラフマトッラー と言ったら、終了。 |
聖書 |
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聖クルアーン |
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預言者ムハンマド (saw) は言った、 私と私に従う者にとって、地上すべてがマスジド(平伏する場所、礼拝所)である 2 |
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